スタッフ紹介
第五親和園看護師
入社

親和園で働こうと思ったきっかけは?
看護師になってすぐの頃、祖父が脳梗塞で寝たきりとなってしまいました。 私の祖父母が暮らしていたのは山奥で、病院まで救急車で1時間以上かかる僻地で、医療機関もなかったため、祖父は時々胸が苦しいと思いながらも診察を受けることができず、日々の生活を送っていたそうです。 日頃から健康管理ができ、もっと早く病院に行くことができていればとの残念な思いから、将来僻地医療に携わりたいと思うようになりました。 そして、平成23年にその願いを実現しようと思い、僻地での医療機関に就職が決まっていたのですが、その直後に紀伊半島大水害が起こり、就職が難しくなり、就職活動が振り出しに戻ってしまった頃、知り合いの方から親和園で仕事をしてみないかとのお誘いをもらいまし。 面接の時、介護施設における看護業務の内容を聞いていく中で、介護施設は入所されている高齢者の皆様方の日々の健康管理を行いながら、入所者様一人ひとりが自分らしい生活が送れるよう、私が今まで培ったスキルを役立てることができる尊い仕事であると考えました。 それはまさしく、今まで自分が僻地医療を目指していきたいとの思いと同じではないかとの考えから親和園で働くことを決めました。

どのような時に仕事に対するやりがいを感じますか?
医療的な判断・対応しなければならないため、責任が重く不安なことも多いですが、入所者様一人ひとりに寄り添った看護ができ、また入所者様の些細な体調の変化にも気づくことができます。 早い段階で入所者様の体調の変化に気づけたことで、入所者様の体調が早く回復し、元気に笑顔で過ごすことができるようになった時や、入所者様やご家族様から「ありがとう」と言ってもらえた時は、本当にこの仕事に対してのやりがいを感じます。

入所者様への健康面のケアを行うために、どのようなことを心がけていますか?
入所者様が日々穏やかに過ごせるよう、体調の変化や何か不快に感じてることがないかなど、看護師としての視点からだけではなく、介護職、ケアマネ、生活相談員など多職種の職員間での連携と協力医療機関や提携医療機関との連携を図ることで、より一層、入所者様一人ひとりに寄り添いながら看護業務を行うこができるよう心がけています。

あなたの親和園での、これからの目標は?
親和園では、夏祭りや買い物、外食、お花見、カラオケなどのレクリエーションをたくさん企画し実施してきました。 レクリエーションの時は、私たち看護師も参加をして入所者様と楽しいひと時を過ごし、またご入所者様が楽しく参加できるように事前の健康管理なども行っていたのですが、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴いレクリエーションも自粛するようになりました。 新型コロナウイルス感染症も2類から5類に移行され、ようやく元の社会状況に戻りつつある今も、親和園だけではなく多くの高齢者施設がコロナ禍前に戻ることができていないのが現状です。 レクリエーションだけでなく、ご家族様との面会も緩和されつつあるとは言え、まだまだ自由に会える環境ではありません。 入所者様が楽しく日々の生活を過ごし、またご家族様との楽しいひと時を過ごせるような環境が作れるよう、施設内における感染症対策を考えていきたいと思っています。

プロフィール
高校を卒業後、内科の病院に就職し仕事をしながら准看護師の資格を取得、その後看護学校を卒業し正看護師となり、内科を初め産婦人科、クリニックで勤務し、様々な経験を積んできました。 看護師を目指した志望動機としては、よくありがちなことですが、子どもの頃に見ていたアニメのキャンディキャンディにでてくる白衣とナースキャップに憧れを持ち看護師になることを夢見ていました。 これからも自分自身の健康に気をつけ、日々入所様に寄り添いながら元気に仕事ができればと思っています。

親和園で勤務することを考えている方へのメッセージ
「病院の看護師と施設の看護師を比べてどちらが大変ですか?」と質問されることがあります。 なかなか比較が難しいのですが、施設の看護師は基本医師がいない中、自分で判断しなければならない場面が多く、夜勤がない代わりにオンコールがあり、初めの頃はいつ電話がかかってくるかもしれないという不安から、眠れない夜を過ごさなくてはならないことがあるかもしれません。 でも、親和園で勤めている看護師の多くは40歳代、50歳代で、自分たちが今までに経験してきた様々な知識を互いに共有し、また相談しながら助け合いながら、日々の業務に取組んでいます。 最後に、親和園で勤務してもらい、私たちと一緒に働きながら自らのスキルを高めてもらえたらと思います。