利用者様の命を守るため、親和園で消防訓練を行いました。

令和7年3月14日(金)に特別養護老人ホーム親和園で消防訓練を実施しました。

今回の訓練は、適切に消防設備を使用できるよう、和歌山市中消防署南分署の職員の方にお越し頂き、様々なレクチャーをして頂きました。

まずは、非常放送設備や火災受信機について講義を受けました。発報時には受信機を確認し場所の特定をし、初動体制に入る大切を学びました。稀に感知器の誤作動や、利用者様が誤って非常ベルを押してしまうときがありますが、完全に復旧させると感知器の異常が発見できなくなるので、音響は停止しても、完全復旧はさせないようアドバイスをいただきました。

次に当施設では、非常発報がされた場合、火災通報装置が自動的に消防署に連絡してくれます。その機器の動作手順について学びました。機械に予め録音されている音声で、施設名や住所などが自動的に通報されます。

次にスプリンクラー設備の説明を受けました。大抵の火災はこのスプリンクラー設備で鎮火できるそうですが、稀にスプリンクラーヘッドの不具合や、棚の下などスプリンクラーが届かないときの場合の消化散水栓の使用方法について学びました。

スプリンクラーで鎮火できたあとは、水害にならないように水を止めるバルブの位置の確認や、屋上に設置しているスプリンクラーポンプの停止方法も確認しました。

そして何より重要なのが初期消火の重要性で、消火器の使い方についても再確認しました。消火器は炎に直接噴霧するのではなく、火元下のほうをホウキで払うように噴霧させるのがコツだそうです。

最後に避難経路の確認を行い、火災や災害発生時にいざパニックにならないように定期的に訓練することの重要性を再確認しました。